愛媛で就業!農林水産まるかじり 就業支援サイト

農林水産人 File11二宮新治さん

File16 二宮新治さん

農業をする気は全くナシ!だったはずが…
長男ならではの真剣な思いが、
一歩進むきっかけに

僕の家は昔から、海と山の兼業農家をやっていまして。以前はちりめんとか、海の仕事の比率のほうが多かったんです。子どもの頃は海で遊ぶのが好きで、大きくなったら漁師になろうっていう作文を小学校に書いたのを憶えています。学校卒業してからは会社員として約10年、京都と神戸でアパレル業と建築業のような仕事をしていました。

そんなとき祖父が亡くなったんです。親が祖父の面倒見たりできたのは、地元で自分とこの仕事していたからできたんだろうなとか、仮に長男の僕が帰らなかったら、家もなくなるんだなとか…そこで真剣に考えたのがキッカケでしたね。

ニノファーム

就業種
農業
経営概況
温州みかん 110a
ブラッドオレンジ 35a
ポンカン 30a 他
計250a
宇和島市白浜
Uターン就農

01ほぼゼロからの農業スタート、
根拠のない自信はあったけれど…

アパレル業界とは正反対のイメージ
だった農業の仕事。同世代の仲間と
の出会いで、不安もなくなりました。

就農したのは28歳の時でした。僕のところは兼業だったんで、山は父親が一人でやってちょうどいいぐらいの経営規模だったんですよ。僕が帰ってきて収入が二人分になるわけもない。そんなゼロに近いスタートで、上り詰めていってやろうっていう意気込みではじめました。
ただ最初は、仲間ができるかなっていう不安はありました。都会にいたときの農家のイメージは、明るく面白いアパレル業界とは正反対で「人前では喋らない」みたいな人が多いと思ってたんですけど(笑)。実際には、色んな経験して農家してる人もいるし、面白い仲間、同世代の仲間がいたので、心配はすぐになくなりました。

両親は僕に、田舎に帰ってきても家の仕事を継いでほしいとは一切思ってなかったみたいで、まず反対されました。この辺の親世代、農業で苦しい時代を経験しているからそれを子ども達にさせたくない、安定した一般の職業に就いてほしいという考えがあるんですね。バブルはじけたときとか、オレンジの自由化とか、みかんの単価も相場も低くお金にならない苦しい時代を過ごしてきましたから。その頃に比べると今年なんかびっくりするくらいのいい値段で、もう一昔前からでは考えられないような時代にはなってます。

02宇和島の柑橘農家は、まさにメジャーリーグ?!
全国のトップで仕事をしているという自信が持てる喜び

技術指導は主に父親で、農協の営農指導員さん、地域の農家の方にもお世話になりながら、身の丈に合わせちょっとずつ規模を拡大していきました。最初のうちは親の言うことも聞いてましたけど今はもう自由にさせてもらってるんで、好きなことだけやって暮らしていける感覚です。

農家って、経営者と職人の両方を持ち合わせていると思うんです。僕はものづくりも経営も好きなので、仕事は楽しいです。ニノファームで実践しているパンフレットや出荷用の段ボール、ホームページの見せ方など、ブランディングや経営に関することは全部、会社員時代の経験が生かされています。アパレル時代にはお店も任せてもらってましたし、そこで学んだことはものすごい多かったです。独自性や、自分のスタイルがあるかどうかはとても大切だと思います。僕の成長スピードはゆっくりですけど、手堅く失敗しないでやれた理由はここかな、と感じています。

地元を主な販路にせず、基本的に関東にほとんど出荷するという長い歴史の中で、愛媛宇和島というブランドのみかんは売り先がしっかりあるからこそ、柑橘農家の仲間意識は強いと思います。みんなライバルじゃなくて仲間で、地域を盛り上げて頑張っていこうとしています。基本的に柑橘農家は全国のトップで仕事してるって自負があるんです。野球で言ったら、自分はメジャーリーグでやってるぞっていう感覚ですね。日本中からみかんがほしいと言ってくれることも嬉しい。愛媛の、しかも宇和島の柑橘農家でだからできること、よかったなと思うことがたくさんあります。

03新品種の登場・価格の向上など、将来性のある仕事
もっと農業で愛顔になれる時代がきっとくる!

言葉にすると安っぽいけれど、やっぱり作った物を美味しいと喜んでもらうときが笑顔になれる瞬間ですね。僕は自分の時間のほとんどをみかんに費やし、情熱を持って仕事して、自分がまず納得いくものができたものを販売しています。僕がお礼を言いたいくらいのところ、わざわざお礼の電話やお手紙をくれたりすることがあって。僕の中では自分の存在を認めてくれている言葉のように思えます。自分のライフスタイルとか、宇和島の町も、柑橘産業全体も全て肯定してくれたというか。「美味しい」って一言に、そんな意味さえ感じています。

僕が農業を始めて10年近くなりますが、今から農業やる人は絶対に笑顔になれる仕事ができると確信しています。普通に会社勤めするよりよくなっていくんじゃないかな。美味しいみかんや、新しい品種がどんどん増えてるってところでも、市場の柑橘に対するイメージが変わってきているし、やりがいも大きいと思います。

これからの夢

NPO活動の一環としてライセンス制度を
作ったり、県外から新しく農業をスタート
させる後継者を増やしたい!

「柑橘のソムリエを作る」という活動の実現化がいちばんの夢です。NPO活動の一環としてライセンス制度を作り、一般の方にワインのソムリエのような感覚で資格を取ってもらい、生活や仕事に生かしてもらいたい。これができると色々柑橘をとりまく環境や働く人の意識も色々変わっていけると思うので、絶対にやりたいです。

あと、農業はじめてくれる人を増やして、後継者を増やしていきたいです。贅沢を言えば移住してくれると、うれしいです。白浜地区は、山では宇和島の中でもレベルの高いみかんができる産地だし、海では日本でもこの辺りでしかやっていない珍しい技法で魚を捕っているという、オリジナリティーある場所なんです。でも、いわゆる過疎地域で宿泊施設はゼロ。飲食店とか交流の拠点になるようなカフェもない。それで気軽に寝泊りも自炊もできるようなコミュニティーハウスをつくったんです。移住したいって人がもしもいたとき、こういう物件がありますよって言えるようにしたいです。

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