#6
佐藤 美和

えひめ農林水産アンバサダー

佐藤 美和

さん

福井県で生まれ育った佐藤さん。「いつか農業に携わりたい」そんな想いを持った佐藤さんが辿りついたのはレモンの島・岩城島でした。

活動地域:

上島町岩城島

就労理由:

Iターンし夫婦で就農

主な作目

ある1日のスケジュール

スケジュール

面積

2ha

設備

ハウス

軽トラック

運搬機など

雇用

自営業
(繁忙期のみ地元の方や季節労働者を増員)

「北陸から瀬戸内へ
レモンの島でみつけた
自分の本当にやりたいこと」

就業のきっかけを教えて!

私は福井県出身、夫は山形県出身で愛媛県には地縁もなかったのですが移住して就業しました。よく「どうやって2人は出会ったの?」と聞かれるんですけど、香川県の小豆島でオリーブの収穫を季節限定のアルバイトでやっていて出会いました。お互いこのまま企業勤めするだけでは面白くない、いつかは農業に携わりたいと思っていたので意気投合。広島県を皮切りに九州、四国を旅しながら様々な産地や生産者さんを見て来ました。そこで私は特に「瀬戸内エリア」を気に入って、日本海とはまた違う晴れた穏やかな気候に惹かれました。そんな時にある生産者さんから「岩城島っていうレモンの島があるから行ってみたら?」と紹介してもらって、夫婦2人して「ここがいいね」と決めました。

就業までにどんな準備をしてきた?

元々農業の知識があったわけではないので役場の研修支援制度と国の青年給付金を活用してハウスやかん水施設の整備を進めました。指導班の存在もありがたかったです。島内の農家さんを回りながら教わったり、時には別の産地を見学に行ったりしました。また、岩城島でお世話になっているレモン歴20年選手の方もいらっしゃって。この方には経営学やハウスの設営の仕方を教わりました。良かったと思うのは、夫がハウスの組み立て方をマスターしたおかげで他の農家さんの手助けができるようになったことです。就業までにたくさんサポートいただいた分、こうやって返せる部分もあるのかなと思っています。

就業してからのプライベートの過ごし方は?

今は子どもたちとの時間がほとんどですね。夏は海で遊んだり、自然にふれてもらいながらのびのびと過ごしています。
それから観光農園にもよく行きます。大体1年に3~4か所は行ってますかね。くだものが好きなのもあるけど、農家として「こういう経営展開もあるのか」と参考にしたり加工品のパッケージを見てかわいいなと思ったり、刺激を受けることが目的でもあります。

これからの夢は?

ECサイトでの販売をはじめて、個人のお客さまが増えています。愛媛の柑橘がこんなにも美味しいんだということを伝えたいですね。私たちもお客さまからの熱量のあるレビューを見るとやりがいを感じるし、元気をもらっています。こうやってお互いが幸せな気持ちを与えあえる関係であり続けるためにも美味しいものを作っていかないといけないなと思います。

自分のやりたいことに出会えていることが本当に素敵なことだと思います。自然相手なので毎年同じやり方で進めたら同じだけの結果が得られるわけではないところが厳しい部分でもあり、面白い部分です。「ああしたらダメだった、あの人を真似てみたけど失敗した」そんなことは日常茶飯事で、人を参考にはするけどあくまでもそれは自分たちの責任でやらなくちゃならない。単に模倣するのではなくて、自分たちのやり方に当てはめていく。人に振り回されず、自分の軸を持っていればブレずに突き詰めることが楽しみながら続けていくポイントだなと夫を見ては日々思っています。

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