#15
伊藤 雄太

えひめ農林水産アンバサダー

伊藤 雄太

さん

電線や建物が近くにあり、一般的な伐採では難しい危険度の高い現場で行われる“特殊伐採”を主に請け負う株式会社マルヤマ特殊伐採を立ち上げました。

活動地域:

愛媛県全域(拠点は西条市・新居浜市)

就労理由:

就職、その後独立し起業

主な作目

ある1日のスケジュール

スケジュール

面積

-

設備

チェーンソー

重機(ハーベスターなど)

雇用

3名

「人々の暮らしの
“あたりまえ”を守る仕事」

就業のきっかけを教えて!

正直、これといった理由はないんです。強いて言えば、なりゆきでそうなった、としか言えなくて。祖父が山師だったのは事実ですが、その道を継いだわけでも、ツテがあったわけでもありません。自分で決めて、いしづち森林組合に就職しました。
今こうして続けられているのは、指導役だった山師に負けたくない、見返したい、そんな負けん気が原動力になっているからだと思います。

就業までにどんな準備をしてきた?

20年ほど森林組合で会社員として山師の仕事をして、その後独立しました。準備といえば技術面よりも会社をどう立ち上げるかという話になりそうなので、ここでは独立を決めた理由をお話ししますね。きっかけは林業の認知度の低さを感じたことにあります。農業や水産業に比べると、林業はまだまだ知られていないと感じていたんです。たとえば農業なら、「生産者が育てたお米を、消費者が食べて感謝する」という流れがわかりやすい。でも林業は、そのつながりがぼんやりしている気がしました。
だからこそ、子どもたちにも「林業が自分たちの暮らしとどう結びついているのか」をもっと知ってほしいと思うようになったんです。実際に、小学校で出張授業をしたり、自社イベントを開いたりする機会が増えて、やりたいことが少しずつ形になってきています。

就業してからのプライベートの過ごし方は?

林業のいいところは、家族そろって晩ごはんを食べられることです。暗くなると安全確保の観点から仕事ができないので、自然と規則正しい働き方になります。そんな暮らしのリズムが、この仕事の魅力だと思っています。

これからの夢は?

僕たちの会社は、3人の山師で立ち上げました。叶えたい夢は、みんなが65歳くらいまで健康で、怪我なく仕事をやり切って引退し、「山師人生、無事終われたね」と笑い合うことです。
林業は危険な仕事です。コミュニケーションが密にできないと、クオリティも安全性も下がってしまう。だからこそ、信頼し合える仲間と、これからも山仕事を続けていきたいと思っています。

林業に新しく挑戦する人の中には、「自然が好きだから」という理由を挙げる方もいます。でも、僕たちからすると、それは“自然”というより“公園”や“キャンプ場”などある程度人の手が入った自然であることが多いです。機械や技術が進歩しても、自然と対峙することは危険で、寒くて暑い。決して人間の都合に合わせてはくれません。
だからこそ、続けていくためのモチベーションをしっかり考えてほしいと思います。山仕事は甘くありません。でも、慣れていくことはできると思います。適度に恐れて、安全管理をしっかり行う、そのためにもまずは林業の会社で経験を積んで、そのうえで独立したり、特殊伐採などの道を選んでほしいですね。

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