素材生産、原木しいたけ、乾タケノコなどしなやかな複合型林業経営を目指して
経営状況を教えて下さい
父親(松本茂雄)と経営する松本林業は、架線集材による皆伐施業の素材生産(1,000㎥)を中心とする森林施業を生産するほか、原木しいたけ栽培(伏込原木18,000本)や乾タケノコ生産、ゆず栽培(20アール)など、中山間地域における地域特性を活かした多様な複合経営に取り組んでいます。
就業のきっかけや経緯は?
高校を卒業後、地元城川町の林業事業体に就職し、約20年間にわたりチェーンソーなどの基礎的な技術から高性能林業機械までの高度な林業技術を習得し、十分な経験を積んだのち、平成28年から家業の松本林業に後継者として就業しました。
ふだんの仕事内容は?
年間を通して、山林において架線集材や車輌系による木材生産を行い、山仕事の合間には、原木しいたけ栽培や乾タケノコ生産、ゆず栽培にいそしんでおります。
やりがいを感じるのはどんな時?
愛媛県が実施している林業技術研修(高性能林業機械作業技術コース)において、講師として林業従事者の技術指導を行っているときや、地元県立高校の生徒に対して刈払機やチェーンソーの技術指導を行っているときにやりがいを感じます。 また、平成29年度から若手林業者で構成する愛媛県林業研究グループ青年会議の議長に就任し、様々な研究会等を通して、県内若手林業者との交流促進や技術の研鑽に努めています。
これからの目標は?
自分の子供達に生業としての林業を引き継ぐことを目標としています。
林業で長く就業するには、「自分の身は自分で守る」ための確かな技術の習得が大切です。林業では県の研修機関等で様々な研修が行われており、十分にスキルアップすることが出来ますので、皆様もフォレストワーカーを目指してチャレンジしてみませんか。
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