経営状況を教えて下さい
久万高原地域を中心に、県内様々な地域で造林に関わる作業をしています。他にも同業の仲間と協働で活動したり、人との関わりがゆっくりと深まり広がることが、生きていく生活基盤を作ってくれていると感じます。
就業のきっかけや経緯は？
東日本大震災のボランティアで自然と生きる人々の強さに触れ、感銘を受け、地域おこし協力隊制度を利用して高知へ移住。６年ほどベテランの山師さんに師事し育林を学び田舎で生きる術と山で作業する術を学び、独立して愛媛へ移住しました。
ふだんの仕事内容は？
造林、育林と言われるような地拵え、植え付け、草刈り、除伐、枝打ち、鳥獣害対策防護ネット張りなどなど、重機等は使わないで人力作業でする、山の人力作業何でも屋さんです。
やりがいを感じるのはどんな時？
どれも大変な作業で体を動かさないとお金にならない、自分を鼓舞したり、無理しすぎないよう考えながらも１日やり切った後に振り返れば、裸の山が別様に変化していて、人力といえどもその小さな力でできることがこんなにもあるのかと、毎日のように感じます。
これからの目標は？
今までは行き当たりばったりで仕事があればやり、なければ遊ぶような日々でしたが、子供も３人に増えたのと、コンスタントに仕事をしていくことで仕事の人との関係も深まりを感じるので、愛媛の山で自分が造林で力になれることをやっていきたい。それと趣味で格闘技やってるので、そちらでも自分の可能性を探りたい。
家族との時間、子育てにほとんどの時間を使ってます。笑
１０代の頃から総合格闘技をやっていましたが、怪我もあり離れていましたが、少しずつできる格闘技や体作りをやっていずれまた試合に出たいと思っています。
山の斜面で人力で作業するのは大変です。だけどそこでしか経験できないものがこの仕事には確実にあります。厳しい山の仕事の時間は自分と向き合う時間でもあり、夕陽を眺めるころにはスッキリとした気分にさせてくれます。現代ではこういう仕事はむしろ希少価値のある、挑戦してみる価値のあるものだと思います。
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