継承10年目の節目、さらなる飛躍に向けて技術向上を目指す
久万高原町
農
西野 雅詞
さん
経営状況を教えて下さい
黒毛和種の繁殖肥育一貫経営を継承して、現在は繁殖牛27頭、肥育・育成牛33頭まで増頭しています。自分一人でも管理できるよう、放牧に取り組んだり、WEBカメラを活用した飼養管理を行うなど、新しい技術を取り入れています。
就業のきっかけや経緯は?
祖父、父と続けてきた畜産経営を継ぎたい思いから、高校卒業後、父の経営のもと手伝いを始め、技術と知識の習得に取り組みました。2015年に経営を受け継ぎ、現在は10年目になり、さらなる増頭を進めています。
ふだんの仕事内容は?
給餌、除ふん、牛の出荷、人工授精などの毎日の飼養管理のほか、季節によって牧草の作付けや収穫、稲わら収集の作業があります。一番は、牛たちをよく観察し、健康状態や繁殖をしっかり管理することを大切にしています。
やりがいを感じるのはどんな時?
県共進会への出品や全国から肥育牛が集まる神戸市場への出荷にチャレンジしています。上位入賞や市場で上物に格付けされると、経営に大きく跳ね返ってくるだけではなく、良い牛を育てられたことに手ごたえを感じ、大きな達成感を得ることができます。
これからの目標は?
地域に根ざした安定した経営を続けることはもちろん、共進会や県外市場で認められる肥育農家になることが、就農してからの目標です。まだまだ道半ばですが、久万高原町の中津に西野あり、と言われる存在になり、地域に恩返ししたいと考えています。
車が好きなので県外にドライブに出かけ日帰りのプチ旅行を楽しんでいます。 山も大好きですが海も好きなので、時間を見つけて釣りを楽しんでいます。
畜産はきつい仕事と思われがちですが、色んな技術をうまく使うことで自分のペースで仕事ができます。大変なことはありますが、牛を愛する気持ちと創意工夫に取り組む気持ちを大事にして、一緒に牛飼いを楽しみましょう。
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