愛媛を代表する作目

なす

なす

愛媛県には二つの対象的な形のなすがあります。 一つは「松山長なす」。標準的な長さが40cmもあり、細長い形をしています。どこを輪切にしても同じ大きさの直径になるので、料理をする際に、重宝がられています。 もう一つは「絹かわなす」です。栽培は東予(県東部)に限られており、1つが350~4000gくらいの大型で卵型をしています。焼きナスや煮物等あらゆる料理に適しており、最近では、絹かわなすの漬物も人気を集め、加工に収穫量が追いつかないほどです。 どちらも、昔から栽培されている地域に根付いた野菜であり、絹かわなすは、「愛媛のふるさと農産物35品目」にも選定されています。

品種の特徴

昔から栽培されている地域に根付いた野菜

愛媛県内の作型割合は、夏秋型
92%、冬春型
8%です。
出荷は、生食用
90%、加工用
10%、出荷割合は、県内向け
60%、県外向け
40%で、県外向けは京阪神及び中京市場等に出荷されています。産地の共販率は
42%で、個人出荷も多いです。
品種は「筑陽」が中心で、「伊予なす」として、「庄屋大長」は「松山長なす」として販売されているほか、西条ブロックでは「絹かわなす」が栽培されています。愛媛県の主力品目であり、指定産地を中心に周辺地域への作付け拡大が図られています。
新規生産者を歓迎しており、日射制御型潅水システム導入による潅水作業の軽減等によって、規模拡大も図っています。また、リアルタイム栄養診断等を活用した草勢管理による長期出荷を図り、単収を増加させています。

BACK