高取　由安

潜水器漁業で、アワビ、サザエ、ナマコ、ウニ、ヒジキなどを１年を通してその時々の需要に応じて水揚げしています。 また、宮窪地区での新たなプロジェクト「海賊熟成酒」のリーダーとして、生産、販売に取り組んでいます。

漁師か美容師か！？父方の気性荒ぶる漁師を継ぐか、母方の煌びやかな美容師を継ぐか。高校生の時に、この両極端な仕事での究極の選択に悩みに悩み、父方の先祖代々続く漁師の家系を終わらせてはいけないと漁師の道を選びました。

日本でも有数の潮流の速さを誇る宮窪では、操船から潜水まで熟練された技術が求められます。また、場所によって潮流が弱くなるタイミングが異なるため、潮の大きさや満ち引きのパターンを頭に叩き込んでおかないと漁になりません。

頑張れば頑張るほど収入に繋がることが一番のやりがいです。漁師という仕事は天気が悪いときは操業できないので、土日も関係なく操業しています。でも、収入さえ確保できていれば、自分のタイミングで自由に休みが取れる点も漁師のメリットだと思います。

浜をもっと元気にしたい！！と様々なことにチャレンジしています。 潜水技術を活かし、海底で熟成させた日本酒「海賊熟成酒」の生産、販売を３年前からスタートしました。 また、後世へ豊を海を残すため、海藻資源の再生に向けた活動に取り組んでいます。