整備士から漁師の道へ
伊予市
水
續谷 誠
さん
経営状況を教えて下さい
一そうローラーごち網漁業・小型機船底びき網漁業 使用漁船(4.9トン) 主な漁獲物:マダイ、ハモ
就業のきっかけや経緯は?
高校卒業後、自動車整備士を目指して関西の専門学校に進学、一般企業に就職して、愛媛に戻って15年間働いていました。 しかし、漁師の父を手伝っていた母の体調不良を機に、継ぐことを決意、父親と親子船で漁師をはじめました。
ふだんの仕事内容は?
漁師の仕事は、早朝から始まり基本的に肉体労働です。いつもは2時間半ほど漁に出ていますが、日によっては4時間ほど出ることもあります。帰港したあと、下灘では夕方からせりが始まります。 漁師の仕事に不可欠なエンジン周りのメンテナンスなどは、以前の仕事の関係から、様々な資格を持っているので、活かすことが出来ています。
やりがいを感じるのはどんな時?
漁師は体力的に大変な仕事ですが、資源保護のため、地域の話し合いで漁に出るのは週に3~4日に制限しています。休日が大体2日に1回程と多いこと、漁業資源に配慮していることは、誇れることだと思います。
これからの目標は?
近年、全国的に漁師の数は減少しています。漁師の減少は、漁具などを扱う地元の鉄工所などの減少につながってしまいます。以前の仕事の資格やスキルを生かして、必要な道具は、自分で修理ができるような、新しい漁師になりたいと思っています。
下灘漁協では、基本的に火曜日と土曜日が休漁日で、祝日の前日も休みにしています。繁忙期でなければ、3日連続で出漁することはほとんどありません。
下灘漁協では青年部での活動をおこなっており、漁業に係る自主研究や地元イベントへの参加など積極的におこなっています。 ハモまつりでハモ焼きの販売をおこなうなど、地域を盛り上げられるように頑張っています。
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