生産者の紹介

ストレスのないきれいな環境で安定生産を

経営状況を教えて下さい

大洲市で酪農経営(成牛96頭、育成牛10頭)を行っています。労働力は、私と父、母の3人です。酪農ヘルパー制度(月に朝晩10回の5日間程度)を利用しています。  出荷先は酪農業協同組合です。年間乳量は1,100t。

就業のきっかけや経緯は?

親が、内子町で酪農経営をしていましたが、規模拡大のため現在の大洲市(国営パイロット)に移転しました。私は高校での進路決定にあたり、親の働く姿勢を応援したいとの思いから北海道の大学で4年間学び、卒業後2年間、北海道で酪農ヘルパーの仕事を経験後、地元に帰り27歳で就農しました。

ふだんの仕事内容は?

牛はフリーバーン方式による放し飼いをしています。常に敷料(オガ等)をきれいに保つことに心がけ、牛がエサを食べた後にはよく寝ることでストレスを与えない環境づくりを目指しています。そのことから牛のからだはいつもきれいな状態になっています。エサには、みかんジュース粕も配合し、愛媛ならではの特徴を出しています。経営面では毎日の搾乳では乳量を多く搾ろうとはせず牛にストレスのかからない安定生産を目指しています。また同時に年間約60頭の肉牛としての出荷もしています。

やりがいを感じるのはどんな時?

普段、牛(100頭以上)といる時間が長いですが、自分で作業の組み立てができるため農作業をしている時です。

これからの目標は?

将来的には、飼料高騰にも対応できるよう、自給飼料の生産拡大にも取り組みエサ代への負担を軽減できるようにしたいです。両親が高齢になっても酪農経営が続けられるよう、常勤雇用の従業員や酪農ヘルパーをうまく活用していきたいです。

PRIVATE

毎日、早朝と夕方に搾乳をしており、酪農ヘルパー制度を月に5日程度利用し、その時に休暇を取るようにしています。 休みの日は、知人や友人とゴルフに行ってリフレッシュを図っています。自分で

これから就労をめざす人へ

動物が好きな人に是非とも就農してほしいです。酪農は拘束されるイメージがありますが、自由時間も有効に活用できます。仕事の組み立てで経営の安定化を図ることができるので、皆さんも酪農に挑戦してみませんか。

BACK