~人と自然に優しい農業で お茶を届けます~
手軽に淹(い)れて 親しみやすいお茶に
四国中央市
農
大西 嘉一郎
さん
経営状況を教えて下さい
茶樹は、やぶきた120a、さやまかおり10a、さえみどり15a,その他17a 茶生産と製茶業、小売、茶菓子加工を家族(本人、父母、妹)で協力しながら営んでいます。
就業のきっかけや経緯は?
父が始めた茶業を見て育ち、幼少期から茶畑を手伝う中で父の茶に注ぐ愛情を感じ、父への尊敬の念を抱くと同時に父の想いを汲みたいと考え、高校卒業後は静岡県の茶農家に住み込んで2年間の研修を受けた後、就農しました。
ふだんの仕事内容は?
茶畑の管理栽培・収穫加工・その後の加工や袋詰め作業と販売。 販売は卸の他に地元産直やイベントで販売。 各地の物産展などに参加し、顧客のニーズを伺いながら新商品開発を進めています。
やりがいを感じるのはどんな時?
山里の傾斜地では作業が大変ですがクモやハチ等の虫、冷涼な気候の自然の力を利用して農薬や化学肥料に頼らない生産に努めており、消費者から「おいしい」と笑顔の言葉をいただいたときや、子どもたちと茶園で過ごす時間に癒され、ひとつひとつの作業が終わる度に達成感に満たされています。
これからの目標は?
子どもたちから「茶業をしたい。」と言ってもらえる経営を目指したい。 茶栽培から製茶、販売まで一貫経営であることから、お茶屋としての顔とともに生産者として茶栽培への意識を高く持っており、栽培技術を磨きながら、改植や茶園づくり等を工夫して、次世代に残していく茶業にしたい。
新茶の収穫時期となる4月から7月上旬までの農繁期には、休日がとれませんが、妻や子どもたちとの時間がリフレッシュになります。 また、日々、愛飲するお茶タイムも気持ちを切り替えられます。 地域の祭や年中行事だけではなく、市外の母校の縁で参加する祭を家族や地域の方々とともに楽しむことが仕事の張り合いになります。
農業も勤めも、どの仕事も大変です。大変な中にやりがい、楽しさをいかにして見つけるかが大事です。自分が動けば必ずリターンがあるのが農業だと思います。
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