生産者の紹介

県最年少で酪農やってます

経営状況を教えて下さい

西予市野村町にて1人で酪農経営を行っています。 現在、経産牛26頭、育成15頭を飼育しており、年間の搾乳量は約230tです。 乳牛のエサになる自給飼料(トウモロコシ)を約3ha栽培しています。

就業のきっかけや経緯は?

父と兄が酪農をしていましたが、元々は削蹄師を目指していました。酪農関係の大学に進み、実習先として選んだ地元野村町の酪農家で2カ月間仕事をしているうちに、自分もこんな経営をやってみたいと思うようになり、父の勧めもあって就農しました。

ふだんの仕事内容は?

牛は普段はフリーバーン方式の放し飼いですが、エサやりの時はつないで食べさせています。こうすることで、個々の能力や体調に合わせてエサの量を調節できるほか、強い牛が弱い牛の分まで食べてしまうのを防ぐことができます。エサをたくさんやって乳量増加を追求するのではなく、牛に無理のない範囲で搾乳するようにしています。

やりがいを感じるのはどんな時?

牛の快適性と清潔さを考慮し、牛が寝る場所を毎日機械で反転させフカフカの状態にして気持ちよく寝られるようにしています。他の酪農家がやっていない作業を毎日やるのは大変ですが、牛がエサを食べた後よく寝ることでストレスが大幅に少なくなり、また、牛のカラダをきれいな状態に保つことができるので、搾乳作業の時間が大幅に短くなります。他の酪農家からも牛がきれいと驚かれます.。このことから良い牛が成長し、乳量が多く取れた時にやりがいを感じます。

これからの目標は?

将来的には経産牛50頭規模まで拡大し、1頭あたりの搾乳量も今より少し増やして収入を増加させたいと考えています。また、牛に無理のない範囲で作業にもゆとりをもたせ、もっと自由時間が増えるような効率的な酪農経営を目指していきます。

PRIVATE

生き物相手の仕事なので決まった休日はありませんが、「酪農ヘルパー制度」という自分の代わりに搾乳やエサやり作業をやってくれる制度があるので、これを利用して休みを取っています。 朝は早いですが、自分で仕事の段取りができるので、作業の合間に友人と食事に行ったり、仲間とドライブしたりしています。牛が好きなので牛舎にいる時間が長いですが、自由時間も楽しんでいます。

これから就労をめざす人へ

酪農は朝晩の搾乳など大変なこともありますが、作業を丁寧にやれば牛も健康でいてくれるし、収入としても返ってくるやりがいのある仕事です。また、経営計画から日々の作業まで、マイペースに自分の思ったとおりに試行錯誤できるのも酪農の良いところだと思います。

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