日本一のキウイフルーツ農家を目指して
四国中央市
農
寺尾 進太郎
さん
経営状況を教えて下さい
キウイフルーツ130a、梅150a、柑橘10a(紅まどんな)を家族労働(本人、妻)中心に、農繁期(キウイフルーツの受粉期等)には雇用労力を入れ、栽培管理を行っています。年によって変動しますが、おおむねキウイ20t、うめ7t、紅まどんな1tを収穫しています。
就業のきっかけや経緯は?
実家が農家のため小さいころから自然に手伝いをしていました。高校2年生の時、「父の農業を助け恩返しがしたい」との思いから、農業大学校への進学を決めました。進学後は、専門的な勉強や様々な経験を積む中で、同年代の仲間との出会いもあり、農業が「やりたい職業」に変わりました。
ふだんの仕事内容は?
キウイは「ゼスプリゴールド」と「サンゴールド」の契約栽培を行っており、品質向上、規模拡大を目標に頑張っています。栽培管理は、冬場の剪定作業から始まり、施肥、防除、受粉作業など、栽培マニュアルを遵守しながら、生育状況、天候に応じた適期、適切な管理を行うよう努めています。
やりがいを感じるのはどんな時?
自然を相手にしているので、すべてがうまくいくことはありませんが、その中でもいい物が出来た時、「おいしい」と言ってくれる方とふれ合った時はすごくうれしいです。
これからの目標は?
地元の農地を守り、発展できるように自分自身が成長していきたいです。また、農業は「楽しい」、「おもしろい」と思ってもらえるよう見本になっていきたいです。
青年農業者連絡協議会に所属し、地元保育園の園児をサツマイモの植付け・掘取り体験に招待するなど、若い仲間や園児との交流を楽しんでいます。
地域の消防団に入団し、火災発生時に備えた訓練等を重ねています。年に1度の競技大会では訓練の成果を披露しています。
農業はいろいろな面で参入しにくく、就農しても大変な職業ですが、すごくやりがいがあって、やる気と知識があれば面白い職業にすることができます。農業を志す気持ちがあるのであれば、一歩踏み出して自分の夢に向かって頑張ってください。
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