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公開日

2024/03/31

愛媛県立西条農業高校 しいたけ植菌実習

 令和6年3月13日(水)、愛媛県立西条農業高等学校環境工学科2年生の生徒11名を対象に、林業と食料という関連について考えるほか、伐採された木がどのように利用されているか理解してもらうことを目的に「しいたけ植菌実習」を実施しました。


 今回は「えひめ愛顔の農林水産人」の宇佐美克弥氏を講師としてお招きし、特用林産物(きのこ類、たけのこ、シキミやサカキなど)に関することやキノコの種類、しいたけの栽培について勉強しました。
 その後、校内のハウスへ移動し、原木への穴あけ方法や植菌方法について説明を受けました。

(宇佐美氏から”きのこ”について講義)





 今回の体験で使用する原木は、11月に同校の学校林で伐採したクヌギです。
 同校の学校林は面積がおよそ16haあり、林齢50~60年生となるヒノキが多くを占めています。長らく森林整備されなかった学校林ですが、今回残された資源を少しでも有効活用できてよかったと思っています。

(学校のクヌギ林)

(学校から搬出されたクヌギ)





 さて、最初にクヌギ原木へ植菌ドリルを使って穴を開けていきます。生徒たちは、最初は慎重に穴を開けていきますが、次第に慣れて、どんどん穴を開けていきます。
 そして穴を開けたクヌギ原木に、トンカチを使ってしいたけの駒菌を打ち込んでいきます。
 あっという間に植菌作業が終わり、仮伏せをし、寒冷紗をかけて作業は終了しました。

(ドリルを使った穴あけ作業)

(駒打ち作業)





 植菌体験後は、愛媛県産原⽊乾しいたけをバター焼きにして試⾷。⽣徒のほとんどが、しいたけを丸ごと⾷べたのは「初めて」と答えました。
 ここでも“しいたけ嫌い”が2名おり、試⾷中は“匂いも嫌”と遠く離れていました。。。

(作業終了後のしいたけ試食)

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