公開日
2023/03/07
愛媛県立北宇和高等学校 林業の仕事体験学習会
次代を担う生徒が、林業の仕事の体験を通して森林や林業に関心を深め、木の良さを知り、自然に親しみ豊かな心を育むとともに、将来の仕事として「林業」を選択肢の一つとし、一人でも多くの生徒が林業に就業してもらうことを目的として、次のとおり体験学習会を開催しました。
日時:令和4年10月18日(火)13:50~15:40
場所: 北宇和郡鬼北町北川牛野川地区山林内
令和4年10月18日(火)、北宇和高校2年生26名を対象に、北宇和郡鬼北町北川の山林において、南予森林組合の協力のもと、体験研修会をおこないました。
初めに、南予地方局森林林業課平田技師から、林業の仕事や間伐の必要性について、説明を行いました。その後、搬出間伐作業を見学したのち、3班に分かれ、チェンソー操作体験、ハーベスタ操作体験、グラップル操作体験を生徒たちに体験してもらいました。
〇チェーンソー体験
「体験したい人?」「ハーイ!」と数名が手を挙げてきました。そして、森林組合職員の指導を受け、「じゃあー、やってみて」と。エンジンをかけ、さっそく木を伐りに。腰が引け、恐々操作していました。こちらも「キックバックしないかな、危ないなー」と思いつつ、見ていましたが、うまく伐れたようで、操作体験後、生徒からは、「怖かった」「めっちゃ楽しかった」「結構重たく手が痺れてる。」などさまざまな感想がありました。
〇高性能林業機械操作体験
お待ちかねの林業機械の操作体験ということで、ハーベスタ、グラップルの体験をしました。ゲーム感覚でできるのか、男女問わず、すぐに慣れ、うまく操作していました。細かい動きなどは、当然慣れていないので四苦八苦したところもありますが、みんな楽しそうに経験していました。
操作体験後、「めっちゃ面白い」「あんなでかい木を簡単につかめるなんてすごい」「楽に仕事ができる」と言った意見が出ていました。
また、積極的に「もう一回やりたい」といった生徒もおり、「楽しい?」、「林業は面白いやろ」と聞くと、「はい、林業やりたいんです」との返事が返ってきました。 今回の2年生の中に、3名程度林業をやってみたいと希望している生徒がいるようで、継続した働きかけをしていこうと思います。
最後に、森林組合の方の御好意により、立木をチェンソーで伐る作業を体験しました。やってみたいと声を出したのが、女子生徒でした。山の中に入り、チェンソーを握り伐採作業を体験しました。思った方向にうまく伐ることができたようで、喜んでいました。
こうした経験は、一過性のものになるかもしれませんが、まだまだ若い生徒たちです。難しいことを与えるのではなく、楽しんで林業を理解してくれたら、きっと、経験が役に立つこともあるでしょう。焦らず継続した働きかけを行っていきたいと思います。南予森林組合の林業士の方、御協力ありがとうございました。また北宇和高校校長先生をはじめ担当教諭からご理解をいただき感謝申し上げます。
BACK