愛媛県内の企業の方へ
“カーボン・オフセット”を通じた世界共通の目標
「SDGs」への取り組み
オフセット・クレジット制度
愛媛県産J-クレジット(J-VER)とは?
愛媛県内の森林整備を行うことによってCO2吸収量が拡大した量や、省エネルギー活動によって減らすことのできたCO2排出量を、第三者の検証を受けたのち「Jクレジット(J-VER)」として価値化したものです。
J-クレジット(J-VER)は、国の制度として運用されており「カーボン・オフセット」というCO2を打ち消す活動等に使用することができます。
SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)とは、2015年に国連が採択した「2030年までに世界が達成すべき17の目標」です。
機関投資家(大規模な投資を行う企業や金融機関)が投資をする際には、その財務情報だけを見るのではなく、環境や社会への責任を果たしているかどうかを重視すべきだという提言が国連によってなされたことにより、日本企業の間でも、SDGsへの貢献を考えることが必須となりつつあります。
カーボン・オフセットとは、日常生活や企業活動により排出してしまうCO2(=カーボン)のうち、どうしても削減できない量の全部または一部を、他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせ(=オフセット)する取組です。
愛媛県産J-クレジット(J-VER)を購入することにより、事業活動により排出したCO2をオフセットすると同時に、森林や環境を守る活動に貢献することができます。
愛媛県産J-クレジット(J-VER)の利用による
SDGsへの貢献
愛媛県産J-クレジット(J-VER)を利用したカーボン・オフセットを行うことにより、SDGsの目標11・13・15番などに貢献することができます。
住み続けられる
まちづくりに貢献
J-クレジット(J-VER)の活用は、保水力に富む森林を維持し、水資源の確保や水害の抑制に貢献します。これはSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献することに繋がります。
気候変動に対する
具体的な対策に貢献
J-クレジット(J-VER)の活用は、森林の整備間伐や資源の有効活用によるCO2吸収・削減を促進し、気候変動を抑制に繋がります。これはSDGsの目標13:「気候変動に具体的な対策を」の達成に貢献することに繋がります。
陸の豊かさを守る
J-クレジット(J-VER)の活用は、森林を育成し生物多様性に富む自然を未来に残していくことに繋がります。これはSDGsの目標15:「陸の豊かさも守ろう」の達成に貢献することに繋がります。
A4サイズ1箱あたり1.2㎏のオフセット・クレジットが製品に付与されており、購入するだけでコピー利用等により発生するCO2排出量をオフセットすることができます。 こうした仕組みが評価され、第10回三浦保環境賞において奨励賞を受賞、また、愛媛県資源循環優良モデル製品の認定も受けています。
ほか活用事例はこちら
愛媛県知事から感謝状が贈呈されます!
知事感謝状贈呈は、贈呈年度の前年度末において、累計で50t以上(※1)かつ、3年以上(※2)、えひめ県産オフセット・クレジットを購入し、活用している団体等が対象となります。
※1購入したオフセット・クレジットの数量に対し、森林吸収系は1/1、排出削減系は1/2の係数を乗ずること。
※2購入年度は連続していなくてもかまわないが、贈呈年度の前年度において購入実績があること。
えひめカーボン・オフセット推進協議会
マップ
愛媛県産「J-クレジット(J-VER)」購入のご案内
※お申し込みはえひめカーボン・オフセット推進協議会へお願いします。
団体およびプロジェクト名
久万広域森林組合
(森林吸収系)
久万高原町における間伐促進型森林吸収プロジェクト
Jクレジット発行状況
団体名
久万広域森林組合
住所
〒791-1201愛媛県久万高原町久万265番地
販売価格
8,000~10,000円/t-CO2(応相談)
クレジット発行量
908t-CO2
プロジェクト名
久万広域森林組合による久万高原町における間伐促進型森林吸収プロジェクト
発行日
H23年7月7日
久万広域森林組合は、愛媛県の林業地、久万高原町全域約43,135haを管轄しており、3,321名の組合員の山林を、地元の林業事業者と協力しながら、豊かな森林に守り育て、生産される木材の有効利用を進め、地域の林業・木材産業の振興に努めています。
当組合では、旧久万町二名地区と旧面河村笠方地区の森林整備事業地を対象にプロジェクトに取組み、平成23年から県内に先駆けてオフセットクレジットの発行に着手、同年にクレジットが発行されました。
当プロジェクトでは、久万高原町と協力しながら計画的に集約化された旧久万町二名地区、旧面河村笠方地区の森林整備事業を対象に、「久万高原町における間伐促進型森林吸収プロジェクト」として立ち上げ、団地間伐の実績についてモニタリングを実施し、森林吸収源としてクレジットを算定しています。
森林由来クレジットを活用することで、森林の機能や価値がより高められていくほか、持続的な経営が可能となることで、担い手の確保や木材流通の円滑化など、様々な地域の課題にも取り組むことが可能となります。皆様の当クレジットへのご協力を是非ともよろしくお願いいたします。
代表理事組合長 板崎鳴海
伊予森林組合
(森林吸収系)
間伐促進型森林吸収プロジェクト(輝く森林[もり]を未来へつなごうプロジェクト)
Jクレジット発行状況
団体名
伊予森林組合
住所
〒791-3206愛媛県伊予市中山町中山丑167番地3
販売価格
15,000円/t-CO2
クレジット発行量
2,810t-CO2
プロジェクト名
「愛媛県伊予森林組合における間伐促進型森林吸収プロジェクト(輝く森林[もり]を未来へつなごうプロジェクト)
発行日
H25年1月8日
伊予森林組合は愛媛県のほぼ中央、県庁所在地松山市から約10Km西南に位置する伊予市中山町に本所を置き、約9,304haの組合員の山林を管理しています。
主に伊予市内(旧伊予市、旧中山町、旧双海町)を管轄しており、施業の集約化を図り、効率的に搬出間伐を中心に施業を行っています。管内の森林は主にスギ68%、ヒノキ29%となっており、優良材の安定供給を目指して日々施業の推進に取り組んでおります。
伊予森林組合では、平成24年にオフセットクレジットの発行に取組みはじめ、森林所有者への還元や、地域内の森林整備に貢献できるものとして取り組んで参りました。
当プロジェクトでは、当時、団地間伐を推進していた伊予市中山町栗田地区を対象に、「輝く森林(もり)を未来へつなごう」プロジェクトとして立ち上げ、搬出間伐を中心に、森林作業道開設も整備し、持続可能な森林整備を実施してきました。
この地区は、全体の約7割が水土保全林になっており、今回プロジェクトの実施により、水源かん養機能の高度発揮が期待でき、未来へつなぐ持続可能な経営林として成り立っています。
これから益々山村地域の過疎化が進むなか、継続した施業が可能となるよう、各種事業に取り組んで参りますので、是非とも当該クレジットをご検討頂き、伊予市の森林のより良い維持管理にご協力いただきたいと思います。
代表理事組合長 松本武文
松山流域森林組合
(森林吸収系)
豊かな森林が育む優しい街づくりプロジェクト
Jクレジット発行状況
団体名
松山流域森林組合
住所
〒791-0221愛媛県東温市上村甲685番地
販売価格
10,000円/t-CO2
クレジット発行量
1,090t-CO2
プロジェクト名
「愛媛県松山流域森林組合による豊かな森林が育む優しい街づくりプロジェクト」
発行日
H28年5月2日
松山流域森林組合は、愛媛県の県庁所在地松山市とその隣の東温市の民有林を管轄しており、松山市18,683ha、東温市14,816ha、合計33,499ha、2,664名の組合員の山林を管理しています。
本所を東温市上村に置き、松山市河中町に松山支所、松山市浄瑠璃町に坂本支所、東温市則之内に川内支所があり、11名の職員で管内の森林管理を担っており、豊かな森林を守り育て、未来の世代に引き継ぐため、日々森林整備の推進に努めています。
当組合では、東温市の循環型都市構想に併せて、平成25年からオフセットクレジットの発行に取組み、森林所有者の負担軽減や、管内の森林整備に貢献できるものとして取り組んで参りました。
当プロジェクトでは、当時、団地間伐を推進していた東温市上林地区(八九団地・上林第2団地)約87haを対象に、「豊かな森林が育む優しい街づくり」プロジェクトとして立ち上げ、高齢級林の間伐作業を中心に、管理のための森林作業道開設も整備し、持続可能となる森林施業を実施してきました。
上林地区は、県立自然公園である皿が峰連峰(標高1,271m)の麓の登山口に位置し、市民の憩いの場となっている上林森林公園に隣接した場所にあります。当該地域は、当時間伐を必要としている60年生未満のスギが約75%、ヒノキが25%で、標高は400mから900mに位置しており、水源かん養林としての機能以外にも、ハイキングや森林散策など、保健文化機能も提供する貴重な森林となっています。
森林由来クレジットを活用することで、森林の価値をより高められ、持続的な経営が可能となるよう取り組んで参りますので、是非とも当クレジットをご検討いただきたいと存じます。
代表理事組合長 大石康博
西予市
(森林吸収系)
西予市地域活性化・循環型社会づくりと連動した森林整備(間伐促進)
活用プロジェクト~コウノトリとツルの飛来地、人と共生による環境保全~
ご購入頂いた分のCO2が
環境保全の資金へと変わります
西予市には大地の公園「四国西予ジオパーク」で育まれた豊かな森林資源があります。その森林資源を地球温暖化対策や、環境活動に役立てる活動として「森林資源活用プロジェクト」を立ち上げました。
西予市では、市内にある財産区有林の協力により、適正に管理されたことが確認された森林185haについて、3,973tのCO2削減効果が認証されました。その3,973tをクレジットに置き換えて販売することで、 集まった資金を森林や環境の保護等に役立てます。
西予市オフセット・クレジット(J-VER)の展開について
「せいよ森林資源活用プロジェクト」として「コウノトリとツルの飛来地、人と共生による環境保全」のサブテーマを挙げています。西予市は、愛媛県の一級河川「肱川」源流の源である森林を保全し、コウノトリやツルが飛来する豊かな自然環境の中でカーボン・オフセットに取り組んでいます。
カーボン・オフセットとは排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資をすること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。
西予市では、埋め合わせてご購入いただいたクレジットを「せいよ夢資源活用基金」としてお預かりし、それを資金として森林整備や環境保護などの四国西予ジオパークのまちづくりに活用していきます。
東温市
(排出削減系)
東温市学校給食センターBDF利用プロジェクト
内子町
(排出削減系)
内子町環境まちづくりと連動した間伐促進型CO2吸収量活用プロジェクト(※手続中)
えひめペレットクラブ
(排出削減系)
木質ペレットストーブ等導入によるエネルギー地産地消事業
えひめカーボン・オフセット推進協議会
事務局:愛媛県森林組合連合会
〒790-8582 愛媛県松山市三番町4丁目4番地1
TEL:089-941-0164 FAX:089-941-0550
協議会ホームページ https://ehimecarbonoffset.jimdo.com/